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2016年05月18日

【板倉造り新築】自然を感じる無垢の家 計画・基礎工事〜上棟|和歌山県九度山町

和歌山県九度山町で施工した板倉造りの新築住宅「自然を感じる無垢の家」の工事記録です。この記事では、敷地調査から基礎工事、材木搬入を経て上棟に至るまでの過程をご紹介します。高野山の麓に位置する自然豊かな九度山の環境を活かし、無垢材と自然素材にこだわった家づくりの様子をお伝えします。

この物件の施工記録は4つの記事に分けてご紹介しています。この記事は第1編です。

敷地調査・計画

敷地条件の確認と建築計画

九度山は大阪・和歌山・奈良の県境に近く、高野山の麓に位置する自然に恵まれた町です。計画の敷地は南側に丹生川が流れ、開けた立地のため採光・採風ともに恵まれた条件でした。この環境を最大限に活かして、自然を感じられる板倉造りの家をご提案しました。

建築計画にあたり、まず敷地の確認と簡易測量を実施しました。古くからの土地のため、現状の敷地形状を正確に把握する必要があったためです。敷地条件や法的制限の調査を行い、建築計画を進めていきました。

アリダードと測量器による平板測量

自然の力を活かす設計の工夫

南側に丹生川が流れ、日差しや景色を遮る建物がないという好条件を活かし、通風と採光に十分配慮した設計としました。暖かい空気は上昇し冷たい空気は下降するという温度差の原理を取り入れ、家全体に空気が自然に流れる計画です。

南側の軒を深く設計することで、夏は太陽高度が高いため直射日光を抑えつつ採風を確保し、冬は太陽高度が低いため軒の影響が少なくなり日光を室内に取り入れることができます。夏は小屋裏から暖気を排出し、冬はストーブの熱を家全体に回す仕組みです。

通風・採光の設計断面図(夏の空気の流れ)

通風・採光の設計断面図(冬の空気の流れ)

地鎮祭

着工に先立ち、地鎮祭を実施しました。この土地に建つ建物の安全と、工事が無事に進むことを祈願しました。

九度山の建築予定地での地鎮祭の様子

地盤調査・基礎工事

地盤調査

地鎮祭の後、スウェーデン式サウンディング試験による地盤調査を実施しました。先端がキリ状のロッドに荷重をかけて地盤にねじ込み、25cm貫入させるのに何回転したかを測定する試験です。調査の結果、良好な地盤であることが判明し、地盤改良は不要となりました。

基礎着工・配筋検査

建物の配置確認を行い、基礎工事に着手しました。高野山の麓なので朝の冷え込みは厳しいものがありましたが、地盤面の基準高さを決めて掘方を進めていきます。

鉄筋が組みあがると、コンクリート打設前に配筋検査を実施します。基礎は鉄筋とコンクリートの組み合わせで強度を発揮します。鉄筋は引張の力に強く、コンクリートは圧縮の力に強いため、両者を適切に組み合わせることでお互いの短所を補い合う構造です。鉄筋の重なりや間隔が適切に施工されているかを丁寧に確認しました。

基礎の配筋検査の様子

コンクリート打設・アンカーボルト設置

配筋検査の後、基礎ベースのコンクリートを打設しました。ちょうど大寒波の時期に重なり、高野山の麓にある九度山にも雪が積もったため工程を一時遅らせることになりました。寒冷地であることを考慮し、コンクリートの強度は基準値に割り増して強度補正を行っています。養生期間を経て立ち上がり部分のコンクリートを打設し、アンカーボルトの設置・確認を行いました。

型枠を外すと、仕上がりのきれいな基礎が現れました。基礎工事が完了し、建て方に備えて先行足場を組みます。

型枠を外した基礎と先行足場

材木搬入・建て方・上棟

徳島からの材木搬入

板倉造りは一般的な在来工法に比べて約3倍もの材木を使用します。徳島から20tトレーラーで運ばれてくる材木の量には圧倒されます。搬入当日はあいにくの雨予報でしたが、仮置き場を提供してくださった方が倉庫とリフトを貸してくださり、安全かつスムーズに作業を行うことができました。

倉庫に仮置きされた板倉造り用の材木

土台敷きと柱建て

基礎の上に床下換気のための基礎パッキンを敷き、その上にヒノキの土台を敷いていきます。土台の位置に墨出しをし、アンカーボルトの位置に合わせて座彫りをして締め付けます。土台敷きが終わると、スギの柱を順次立てていきます。板倉造りの柱は土台と梁にほぞを差し込み、込み栓で締める構法です。一般的な在来工法のプレカット金物接合とは異なり、木と木で組み上げる伝統的な手法を用いています。

土台敷き作業の様子

上棟

天候にも恵まれて作業は順調に進み、無事に上棟を迎えることができました。板倉造りは建て方の段階で建物の形がほとんど出来上がるため、上棟すると家のイメージが一気に湧いてきます。すべて無垢材で造られる木組みの構造は、一目でしっかりとした造りであることが伝わります。一般住宅の3倍もの木材を使用しているだけに、その存在感は力強いものがあります。

上棟した板倉造りの家の外観

この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。

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