2026年04月28日
【大阪開催】「日本民家集落博物館へ行こう」開催しました
4月19(日)に「日本民家集落博物館へ行こう」を開催しました!
当日は曇り空ではありましたが、暑すぎず寒すぎず、ゆったりと散策を楽しめる一日となりました。

Contents
日本民家集落博物館について
日本民家集落博物館は、大阪府豊中市の服部緑地の中にある野外博物館です。

日本各地から移築された、江戸時代の民家が立ち並び、北は岩手県の「南部の曲家」、南は鹿児島県奄美大島の「高倉」まで、全12棟が展示されています。
それぞれの土地の気候や、暮らしの知恵が、建物のあちこちに息づいています。
じっくり眺めてみると、「なぜこの形なのか」「なぜこの素材なのか」そんな背景まで感じ取ることができる、学びの多い場所です。
板倉造りの事務所
そんな日本民家集落博物館内には、弊社が手掛けた物件がございます。
それがこちら、板倉造りの事務所棟です。

東日本大震災の際に使用された仮設住宅を移築したもので、
もともと2戸並びで建てられていたものの壁を取り払い、現在はひとつの建物として使えるようにしています。

通常は一般公開されていない建物のため、今回のイベントでは特別にご覧いただける貴重な機会となりました。
このような背景をもつ建物ですが、弊社の施工事例の中でも、公園内に建てられた物件は今回が初めてとなります。
仮設住宅のとしての利用も含めると築15年となる、こちらの事務所棟ですが、入った瞬間杉の香りが漂っていました。
博物館のスタッフの方からも、「空気が違う」との嬉しいお声をいただいています。
当日の流れについて
➀板倉造りの事務所

お客さまに実際に中へお入りいただき、板倉造りならではの構造や、空間の広がりを体感していただきました。
壁・床・構造すべてが無垢材で構成されているため、視覚だけでなく、香りや肌触りでも「木の家」を感じていただけたのではないでしょうか。
②合掌造り2階

普段なかなか上がれる機会の少ない、合掌造り民家の2階も見学しました。
急勾配の屋根を支えるダイナミックな構造や、養蚕のために使われていた空間など、当時の暮らしをリアルに感じていただける場所です。
③北河内の茶室でのお茶会
散策の合間には、北河内の茶室にてお茶会も開催しました。

静かな空間の中で一服いただきながら、ゆったりとした時間を過ごしていただきました。
建物を見るだけでなく、実際に「過ごす」ことで、空間の魅力をより深く感じていただけたように思います。
見どころ
建築事務所から見た、見どころをご紹介いたします!
各地の間取り
日本の民家には、基本となる「間取りの考え方」があります。
一方で、地域ごとの気候や風土に合わせて、外観や構造にはさまざまな違いが見られます。
逆に、見た目が大きく異なる合掌造りの民家であっても、日本的な古民家の間取りを踏襲していることが分かります。
こうした暮らし方に根差した考え方は、時代や地域が違っても共通している点が多く、現代の住まいづくりにも通じるヒントが詰まっています。
仕上げ
江戸時代後期までは、木材の製材は非常に手間のかかるものでした。
▽そのため、人の目によく触れる部分には、平滑な「かんな仕上げ」を。

▽高い場所・目立ちにくい場所には鋸目(ちょうな)と呼ばれる、くわのような刃物を使い荒削りをし、木材加工を行っていました。

現在では「なぐり仕上」と呼ばれ、意匠のポイントとして取り入れられています。
このなぐり仕上は、現在施工中の物件にも施されています。
5月31日(日)開催予定の「板倉の家 完成前見学会」にてご覧いただける予定ですので、
ご興味のある方は、ぜひお越しください!
丹陽社では様々なイベントを行っています。
次回は5月「板倉の家 完成前見学会」を予定しています。板倉造りの完成前の様子をじっくりご覧いただける貴重な機会です!
ぜひお気軽にお越しください。


