2015年02月08日
【リフォーム】耐震×自然素材リノベの安心できる住まい 内装仕上げ〜完成|西宮市
兵庫県西宮市で行った戸建住宅の耐震改修と自然素材リフォームの施工記録、後編です。前編でご紹介した構造補強・断熱改修が完了し、ここからは無垢杉材と漆喰による内装仕上げへと進んでいきます。完成後の各部屋の様子を改修前と比較してご紹介します。
この記事は後編です。前編(耐震診断・解体〜構造補強)もあわせてご覧ください。
Contents
内装仕上げ工事
壁下地の施工
耐力壁の部分には構造用合板を使用し、その他の部分には石膏ボードを施工していきます。こちらのお宅では壁・天井とも漆喰仕上げとするため、石膏ボード下地に下地処理を施したうえで左官仕上げを行います。

無垢杉材の床仕上げと建具工事
床仕上げに使用する無垢杉の床材が徳島から届きました。現場にも杉のよい香りが漂います。洗面所とトイレ以外はすべてこの無垢杉材を使用し、水がかりのある洗面所・トイレにはナラ材など堅木の自然素材塗装を施した無垢フローリングを採用しています。無垢材は調湿性や肌触りに優れ、自然素材の住まいにふさわしい床材です。

内装工事では建具枠を施工し、壁下地を仕上げていきます。ダイニングへの入り口には、お施主様自身が制作されたガラスクラフトを埋め込む無垢材の建具を製作しました。無垢材と漆喰の空間によく映える、世界にひとつだけの建具です。
漆喰左官仕上げ
壁・天井の仕上げには、ヨーロッパ漆喰を使用しました。消石灰に石灰質骨材を混ぜたもので、日本漆喰と異なり素材感のある質感が特徴です。テカリがなく、室内を落ち着いた雰囲気にしてくれます。

漆喰には消臭作用や殺菌作用が期待でき、快適な室内空間を実現します。ビニールクロスのような石油系製品ではないため、シックハウス症候群やアレルギーの原因物質の発生を抑制してくれるのも大きなメリットです。また漆喰は静電気が発生しにくく、壁や天井に埃が付着しにくいため、健康住宅にとって非常に優れた素材といえます。
無垢杉材の床に漆喰の壁・天井が合わさると、清潔感があり空気もよい、気持ちのよい空間が生まれます。
完成 ― 改修前後の比較
ダイニング・キッチン
改修前は洗面所がなく浴室がダイニングに直結していた間取りを見直し、独立した洗面所を新設しました。ダイニングは少しコンパクトになりましたが、生活面での使い勝手は大幅に向上しています。洗面所の壁は耐震補強の耐力壁としても機能しており、構造面からも必要な改修でした。キッチンは既存のコンパクトなものからL型キッチンへ変更し、調理スペースが広がりました。

洗面所
既存の住まいでは洗面所がダイニングの中にあり、浴室が直接つながっている不便な構成でした。今回の改修で洗面所を独立させ、カウンタータイプの洗面台と壁面収納を設けています。

トイレ
既存のトイレはそのまま活かしつつ、自然素材の空間へと改修しました。腰板を施工し、床には水汚れに強い無垢材のフローリングを仕上げています。

玄関
既存の玄関はスペースが狭く、下駄箱を置くとほとんど空間がありませんでした。改修により玄関スペースを広く確保し、式台はスノコ状にして同サイズのものを2つ用意しました。通常は重ねて使い、来客時にはL型に配置して広く使えるなど、用途に応じた使い分けができる工夫を施しています。

1階 和室から洋室へ
既存の和室は床に不陸があり、大引きからやり直して頑丈なものに改修しました。無垢杉材の床と漆喰壁の明るい洋室に生まれ変わっています。

2階洋室
2階はすべて和室だった間取りを撤去し、一室で広く使える洋室に改修しました。天井の一部を勾配天井として小屋組みを見せ、上部空間に開放感を持たせています。漆喰に仕上げられた空間は気持ちのよいものです。

旧耐震基準で建てられ、構造的な不安と暮らしの不満を抱えていた住まいが、耐震補強と自然素材リフォームによって安心で快適な住まいへと生まれ変わりました。自然素材の良さは実際にその空間を体感してみないとなかなかわからないものですが、無垢材と漆喰に包まれた空気感の違いは、暮らす方にきっと実感していただけるはずです。
この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。
お問い合わせ・無料相談はこちら


