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2015年02月08日

【リフォーム】耐震×自然素材リノベの安心できる住まい 耐震診断・解体〜構造補強|西宮市

兵庫県西宮市で行った戸建住宅の耐震改修と自然素材リフォームの施工記録です。昭和47年築の旧耐震基準で建てられた住宅を、現行の建築基準法同等の耐震性能まで補強するとともに、無垢材と漆喰による自然素材の住まいへと生まれ変わらせました。前編では、耐震診断から解体、構造補強、断熱改修までの工程をご紹介します。

この記事は前編です。後編(内装仕上げ〜完成)に続きます。

改修前の状態と耐震改修の経緯

旧耐震基準の住まいが抱える不安

こちらのお宅は昭和47年に建築された木造住宅です。昭和56年5月31日以前の旧耐震基準に基づいて建てられており、大規模な地震に対する構造的な不安がありました。西宮市は阪神大震災で震度7を記録した激震地区ですが、建物が矩形で床面積が小さく、地盤が良好であったことなどから、幸いにも大きな損傷は見られませんでした。しかし今後の地震に備え、現行の耐震基準に適合させる改修を行うことになりました。

改修前のダイニングキッチンの様子

改修前の2階和室の様子

改修前のお宅は壁に断熱材が施工されておらず、冬の寒さが課題でした。また和室ばかりの間取りで洗面所がないなど、暮らしの面でも不満がありました。今回の改修では耐震補強に加え、断熱材の施工による住環境の改善、無垢杉材の床と漆喰壁による自然素材仕上げ、そして間取りの変更を行います。

耐震改修には西宮市の補助制度を活用しました。耐震診断に基づく改修計画の作成から補助申請の審査まで2〜3か月を要しましたが、無事に審査を通過し、工事に着手しました。

解体工事

内部解体と現状の確認

解体工事では、残す部分を判別しながら慎重に進めていきます。内部はほぼ全面的に解体し、外部は既存のまま残す方針としました。

解体工事で床を撤去し基礎が見えている状態

耐震改修では、解体時に既存の構造を確認することが非常に重要です。こちらのお宅には既存図面がなかったため、現地調査のみで耐震診断を行いましたが、調査時の想定と解体後の実際の状態がほぼ合致しており、幸いにも計画の大幅な変更は不要でした。

解体後に露出した既存の柱と小屋組みの状態

解体した建物は比較的劣化が少なく、震災による柱・梁のずれや接合部の破綻もなく、想定より良い状態でした。使用可能な既存の柱や筋違はそのまま活かし、金物で補強していく方針としました。

構造補強工事

土台・柱・梁の補修と増設

解体で明らかになった問題点をもとに、再計算した耐震改修計画に基づいて補修・補強を実施していきます。水廻り周辺の土台には腐食が見られ、特に増設で造られていた浴室部分は傷みが大きい状態でした。腐食した土台は新しいものに交換し、必要な箇所には柱や梁を増設して構造補強を行いました。

土台の補修と大引きの新設工事の様子

柱頭柱脚金物・筋違による耐震補強

構造部材の補強が完了すると、柱頭柱脚に構造用金物を取り付け、筋違には筋違プレートを施工していきます。金物の種別はN値計算により柱の引き抜き力を検討したうえで、適切な耐震性能を確保できるものを選定しました。

筋違を施工して耐震補強を行った壁面

耐震補助の申請に必要な工事写真は、補強箇所すべての施工前後を記録する必要がありました。内部のほとんどを解体して行う大規模な工事のため、大工さんと協力して工事と写真撮影を並行して進めました。

床下断熱・壁断熱の施工

1階床下には新たに断熱材を施工し、家の断熱性能を向上させます。大引きはすべてやり替えて新たに施工し、間仕切り変更で必要となる箇所には基礎も増設しました。

筋交いと金物で補強された室内の様子

壁にもしっかりと断熱材を施工し、室内の温熱環境を大幅に改善していきます。小屋組みの一部は勾配天井として上部空間に広がりを持たせる計画です。勾配天井部分は屋根面からの外部熱の影響が心配されたため、通常より厚い断熱材を施工しました。

2階外壁に断熱材を施工している様子

壁下地のうち耐力壁の部分には構造用合板を施工し、耐震計画で求めた耐震性能を確保します。同時に電気やガスの配線・配管工事も並行して進めていきました。

後編では、漆喰や無垢杉材による内装仕上げから完成までの様子をご紹介します。

この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。

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