0206年10月15日
【板倉造り新築】日本とヨーロッパの融合 天然木の香り漂う家 建て方・上棟〜構造見学会|八尾市
大阪府八尾市萱振町の板倉造り新築住宅「日本とヨーロッパの融合 天然木の香り漂う家」の工事記録・中編1です。この記事では、徳島からの木材搬入、土台敷き、板倉壁の落とし込み、上棟から構造見学会開催までの過程をご紹介します。
この物件の施工記録は4つの記事に分けてご紹介しています。
- 前編: 材料準備・解体〜基礎工事
- 中編1: 建て方・上棟〜構造見学会(この記事)
- 中編2: 屋根・外壁〜内装仕上げ
- 後編: 完成見学会・竣工・外構
Contents
木材搬入〜土台敷き
徳島から25トントレーラーで木材を搬入
基礎工事が完了し、土台との不陸をモルタルできれいに水平に仕上げた後、いよいよ板倉造りの構造材が現場に届きました。徳島で天然乾燥させていた杉材を、25トントレーラーで大阪まで運搬します。当初11トントレーラーの予定でしたが、材料の量が多く25トンに変更。住宅街の現場への搬入は大変な作業でしたが、大工さんたちの連携で無事に搬入を完了しました。
ところが搬入当日はあいにくの雨。断続的に強く降る中での作業となりましたが、仮置き場への移動も含め、無事に全ての材料を運び入れることができました。
土台敷き・建て方開始
翌日は天候も回復し、土台敷きの作業が始まりました。床下の通気を確保するための土台パッキンを敷いた上に土台を据え、アンカーボルトでしっかりと締め付けます。シロアリ対策の観点からも、土台の通気は重要なポイントです。

土台が据わると、いよいよ建て方です。無垢材の通し柱を立てていきます。徳島から応援に来てくださった大工さんとともに、着々と骨組みが組み上がっていきました。
板倉壁の落とし込み〜上棟
板倉造りの要――杉板の落とし込み
柱が立つと、板倉造りの最大の特徴である壁板の落とし込み作業に入ります。柱と梁に刻まれた溝に沿って、厚さ30mm・幅135mmの本ざね加工した杉板を1枚ずつ落とし込んでいきます。この杉板の壁が、板倉造りの構造的な強さを生み出す耐力壁となります。

落とし込みが進むにつれ、現場には杉の香りが満ち、室内空間が少しずつかたちになっていきます。2階の床材ももちろん天然杉板を使用。暑い中での作業が続きましたが、大工さんたちの手際よい仕事で順調に進みました。
棟上げ・野地板張り
板倉壁の落とし込みが完了すると、棟を上げていきます。棟が上がった翌日には、屋根の下地となる野地板を張る作業へ。野地板の上には遮熱シートを敷き込み、さらに防水ルーフィングを施して雨仕舞を整えます。木造住宅の雨仕舞は、建物の耐久性を左右する大切な工程です。

構造見学会の開催
24組の来場者に板倉造りの魅力を体感していただく
上棟後、構造がむき出しの状態で構造見学会を開催しました。完成してからでは見えなくなる板倉造りの構造を、実際に目で見て、杉の香りを感じていただける貴重な機会です。
2日間の見学会には、チラシを見て来てくださった方を含め、合計24組もの方々にご来場いただきました。自然素材を使った健康住宅への関心の高さを実感する結果となりました。見学会では板倉造りの構造模型を使いながら、杉のムク材の特徴や自然素材へのこだわりをご説明しました。

筋かい金物の取り付け
見学会が終わると、引き続き構造の補強工事を進めます。筋かい金物を取り付け、構造体としての強度を高めていきます。板倉造りの伝統構法に現代の耐震技術を組み合わせることで、安心して暮らせる住まいを目指します。

この後は、瓦葺き工事や外壁工事、そして内装仕上げへと進んでいきます。
この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。
無料の資料請求のお申し込みはこちら


