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2018年04月18日

【耐震リフォーム】大開口の空間を実現した耐震リフォーム 現地調査〜門型構造補強|大阪市東淀川区

大阪市東淀川区にて、築50年ほどの戸建住宅の耐震リフォームを行いました。1階部分に大きなホール空間を設けたいというご要望に対し、門型の構造補強を採用することで、耐震性を確保しながら大開口の空間を実現した事例です。現地調査から門型構造補強の施工までをご紹介します。

現地調査と耐震設計の検討

間口の狭い敷地での課題

間口が狭い敷地に建つこちらのお宅は、全面改修にあわせて耐震補強設計をご依頼いただきました。改修後は1階部分にホール空間を設けたいというご要望がありましたが、耐震壁の配置との整合が大きな課題でした。

耐震壁は建物のねじれを抑制するために分散して配置することが求められます。しかし全間口幅が3,640mmの1階部分に910mmモジュールの耐震壁を2枚配置すると、出入口の開口が1,820mmしか残せません。これではホール空間としての使い勝手が大きく制限されてしまいます。

耐震リフォーム前の戸建住宅外観

門型構造補強による解決策

この課題を解消するために、既存の構造体に門型の構造補強を計画しました。門型の構造補強を間口方向に5箇所配置することで間口方向の耐力を確保し、1階部分の半分をホール空間にするというご要望を可能にしています。耐震リフォームでは事前の構造計画が重要であり、単に壁を増やすだけでなく、お施主様の暮らし方に合った補強方法を検討することが大切です。

改修前の2階室内の様子

解体工事と構造体の確認

2階天井の解体

まず2階の天井から解体が始まりました。屋根には雨漏り箇所が確認されましたが、こちらは別途補修を行います。小屋裏部分が現れると、想定どおりの小屋組みであることが確認でき、事前に検討した耐震設計計画と整合がとれていました。

2階天井を解体して現れた小屋裏の構造

構造体の問題点と補強計画

解体が進み構造体が現れると、さまざまな改善点が見つかりました。2階の床梁のサイズが小さかったり、柱の数が不足していたりと問題点がありましたが、耐震設計をもとに仮補強を入れてから、平面計画と一致しない部分を解体し、新たに柱などの構造体を補強していく方針としました。木造住宅の耐震基準をふまえ、現状の構造体の状態を正確に把握したうえで適切な補強を行うことが重要です。

解体後に現れた構造体の柱や梁

基礎補強工事

既存基礎の調査と補強方針

基礎についても、現状の基礎は脆く不安な要素があることがわかりました。既存基礎の施工精度が低いことに加え、地震や経年劣化によって基礎に変形が生じていたため、まずは基準となる寸法を正確に確認するところから始めました。基礎の亀裂や変形は地盤沈下と関係している場合もあるため、慎重な調査が欠かせません。

補強方針としては、既存基礎の立ち上がりに新設のベタ基礎を抱き合わせる形で計画しました。これにより、今後の既存基礎の変形や損傷を抑制していきます。

基礎補強の打ち合わせをする現場の様子

捨てコンクリート打設と配筋

補強方針が決まると、基礎の鉄筋配筋に先立ち、捨てコンクリートを打設しました。捨てコンクリートの上に基準となる墨出しを行い、正確な位置に基礎を施工できるよう準備を整えます。

捨てコンクリート打設後の基礎部分

続いて基礎の配筋を施工していきます。既存基礎と一体化させることで今後の変形を抑え、ベタ基礎とすることで基礎全体で地震の揺れに抵抗させる構造です。丈夫な基礎をつくるため、既存基礎の強度に配慮した施工方法を基礎職人と入念に検討し、新設基礎部分には適正な径や間隔で鉄筋を配筋しています。

既存基礎に抱き合わせる新設ベタ基礎の配筋

門型構造補強の施工

基礎と土台の緊結

いよいよ、この耐震補強の要となる門型構造補強の施工に入りました。まずは基礎と土台部分の施工からです。基礎と土台・柱を金物によりしっかりと緊結していきます。基礎はベタ基礎として一体で抵抗し、上部の木造部分は既存構造体に門型の構造補強を添わせる形で一体化していく仕組みです。

門型構造補強の基礎と土台を金物で緊結する様子

門型構造補強の組み上げ

既存の構造体を受ける形で門型構造補強を組み、既存構造体と一体化することで、1階部分の大開口空間をつくることを可能にしています。これを複数箇所に配置し、間口方向の揺れに抵抗させます。丹陽社では、住まいの性能を大切にしながら、お施主様の理想の暮らしを実現する設計を心がけています。

門型構造補強を複数配置した1階内部

門型構造補強により実現した大開口の空間


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