2017年02月23日
【板倉造り新築】家族が自然と集まる無垢の家 屋根・外壁・断熱・設備工事|和歌山市紀三井寺
和歌山市紀三井寺の板倉造り新築住宅「家族が自然と集まる無垢の家」の工事記録(中編)です。この記事では、耐力壁・屋根瓦の施工から、断熱工事、焼杉の外壁仕上げ、設備工事までをご紹介します。
この物件の施工記録は3つの記事に分けてご紹介しています。この記事は中編です。
- 前編: 地盤調査・基礎工事〜上棟
- 中編: 屋根・外壁・断熱・設備工事(この記事)
- 後編: 内装仕上げ・完成
Contents
耐力壁・屋根瓦・中間検査
淡路産いぶし瓦と板倉造りの耐力壁
上棟後、屋根には淡路産いぶしの平瓦が葺かれました。重厚かつすっきりとした外観を生み出す、和の風格ある屋根です。屋根工事と並行して、外壁と内部に耐力壁を施工していきます。板倉造りの耐力壁は、落とし込み板の上に木摺板を打ち付けた大臣認定を取得した独自の構法です。通し柱や建物の隅にはホールダウン金物を使用しますが、それ以外の柱頭・柱脚には一般的な構造用金物ではなく込み栓を使用し、木で構成する粘り強い構造としています。

中間検査・瑕疵保険検査
耐力壁と込み栓の施工が完了すると、確認申請の中間検査と瑕疵保険の検査が実施されました。構造体の施工状況が設計図通りかを第三者がチェックする重要な工程です。検査の結果はいずれも問題なく合格。サッシの枠や窓ガラスも取り付けが進み、屋根と合わせて雨仕舞ができるようになりました。

断熱・防水工事
外壁断熱材と遮熱防水シート
中間検査を終え、外壁に断熱材を敷き込んでいきます。板倉造りの家は厚い杉板の壁が木の保温効果を発揮しますが、外壁にさらに断熱材を施工することで、より高い断熱性能を実現します。断熱材の施工が完了すると、外壁面に遮熱防水シートを施工します。このシートは防水性を確保するだけでなく、夏場は外壁面の熱を遮断し、冬場は内部の熱が外に漏れにくくする遮熱性能も備えています。

床下断熱材の施工
外壁の断熱工事と並行して、1階の床下にも断熱材を施工します。床下の断熱によって、板倉造りの家をより暖かな住まいにしてくれます。床には下地に30mmの杉板と仕上げに15mmの杉板を使用するため、足触りや風合いの良い床に仕上がります。無垢材は経年変化とともに味わいが増していくのも、木の家の楽しみのひとつです。
電気・設備工事
電気配線工事とユニットバス施工
大工さんの工事と並行して、電気工事・設備工事が進みます。外壁面の仕上げ施工の前に電気配線を完了させる必要があるため、電気屋さんは特に忙しい時期です。電気の位置確認を終え、急ピッチで配線作業が進みました。各配管工事も施工され、ユニットバスの据え付けも完了しました。
外壁仕上げ工事
外壁胴縁と焼杉施工
遮熱防水シートの施工が終わり、焼杉の下地となる胴縁を取り付けます。胴縁は外壁材と壁の間に通気層を設けるための重要な部材です。下地の準備が整い、いよいよ外壁の焼杉を施工していきます。こちらのお宅では黒の焼杉を採用しました。板倉部材と同じく徳島県産の杉材で、焼杉は防水・防カビ・防火性に優れた自然素材の外壁材です。仕上がりの風合いがとてもよく、いぶし瓦の屋根との組み合わせが美しい和の外観を創り出してくれます。

2階床根太とサッシシャッター
外壁工事と並行して内部でも工事が進みます。2階の床は、床下地が1階の天井面を兼ねる構造となっており、下地の上に根太を施工し、その間を電気配線スペースとして有効活用します。外部ではサッシのシャッターが施工され、外壁の焼杉もほぼ完了しました。

サッシ廻りシーリング・水切施工
焼杉施工が完了すると、サッシ廻りにシーリングを施工し、防水性を高めます。さらに、基礎と外壁の取り合い部や下屋との取り合い、焼杉の継ぎ目部分に板金の水切を施工しました。継ぎ目の水切で上部と下部を分断することにより、将来の焼杉のやり替えにも容易に対応できるよう、雨仕舞とメンテナンス性の両方に配慮しています。焼杉の外壁は1枚ずつやり替えが可能で、長く住み続ける家にふさわしい素材です。

外壁の工事をほぼ仕上げた状態で年末を迎え、年明けからはいよいよ内部の造作工事に本格的に移っていきます。
この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。
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