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2019年07月06日

【板倉造りリフォーム】大屋根の勾配天井が気持ちいい木の家 ロフト増設工事|和歌山市

和歌山市内原の板倉造りの住宅「大屋根の勾配天井が気持ちいい木の家」で行ったロフト増設工事の記録です。竣工から約5年後、家族が増えたことをきっかけに、設計当初から計画していたロフトの増設工事を実施しました。

この物件の施工記録は2つの記事に分けてご紹介しています。

板倉造りの増改築のしやすさ

ライフスタイルの変化に応える木の家

比較的楽に増改築ができるのが板倉造りの大きな魅力のひとつです。柱や梁の構造体が現しになって見えているため、新たに柱や梁を増設しやすく、空間のイメージを損なわずに他のお部屋と同様の木の空間をつくることができます。家族のライフスタイルに合わせて間取りを変えたり、ロフトを増設したりと、可変性に富んだ合理的な造りです。

ロフト増設前の板倉造りの吹き抜け空間と梁

ロフト増設工事の工程

小梁の取付と大工の刻み技術

今回の工事は、大きな吹き抜けの一部にロフトを増設するという計画です。まず、既存の梁に新たに小梁を取り付けていきます。この小梁の取付には大工さんの刻み作業が必要になります。これまで板倉造りの家を何棟も手がけてきた大工さんたちだけあり、難しい木の刻み作業も手慣れたものです。

既存の梁のどの位置に小梁を取り付けるか、現場の状態から検討し、仕口を造って木を組んでいきます。

大工が既存の梁に小梁を取り付けるため仕口を刻んでいる様子

手刻みで加工された仕口

杉床板貼りと手すり取付

小梁が取り付けられると、床下地板を施工していきます。2階のホールから続きの空間とするため、既存の床とレベルを合わせながら丁寧に仕上げます。
床下地板の上に仕上げの杉床板を貼り、吹き抜け部分に向けて囲うように手すりを取り付けていきます。手すりも無垢の木材で製作し、既存の空間と統一感のある仕上がりです。木材の特性を熟知した大工さんの技術により、新しく増設した部分も既存の空間と自然に調和しています。

完成したロフトを1階から見上げた様子。杉の手すりが取り付けられている

ロフトに取り付けられた杉の手すりの仕上がり

読書スペースの設置

ロフトの奥には読書スペースとして、ベンチと本棚を取り付けました。板倉造りの木に囲まれた空間で、落ち着いて読書を楽しめる居心地のよい場所が生まれました。家族の成長に合わせて住まいを育てていける、丹陽社の設計の考え方が活きた増設工事となりました。

ロフト奥に設置された読書スペースのベンチと本棚

この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。

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