2014年10月24日
【板倉造り新築】大屋根の勾配天井が気持ちいい木の家 地盤調査・基礎〜上棟・完成|和歌山市
和歌山市内原に新築した板倉造りの住宅「大屋根の勾配天井が気持ちいい木の家」の施工記録です。海と山が近く、広々とした環境に恵まれたこの土地に、焼杉・漆喰・和瓦の大屋根が特徴的な板倉造りの家が完成するまでの全工程をご紹介します。
この物件の施工記録は2つの記事に分けてご紹介しています。
- 前編: 新築工事 地盤調査〜完成(この記事)
- 後編: ロフト増設工事
Contents
地盤調査・地盤改良
地盤調査とハイスピード工法による地盤改良
建築に先立ち、まずは地盤調査を実施しました。調査の結果、地盤改良が必要と判断されたため、ハイスピード工法を採用しています。この工法は従来のセメントミルクを使う柱状改良とは異なり、砕石を用いて地盤を締め固めるのが特徴です。砕石の間を水が透水できるため液状化対策にも効果があり、将来的にも地盤にそのまま残して問題のない自然にやさしい工法です。

地鎮祭・基礎工事
地鎮祭
地盤改良が完了し、いよいよ工事の開始です。これからの工事が安全に進むよう、地鎮祭を執り行い、関係者一同で祈願しました。

基礎配筋検査〜コンクリート打設
ポリエチレンシート・割栗・捨てコンクリートを施工したのち、基礎の鉄筋を配していきます。適切な部材を使用し、間隔や補強が正しく施工されているかどうか、現場で配筋検査を実施しました。検査を無事に終えると型枠を施工し、ベースコンクリートから順にコンクリートを打設していきます。

コンクリート打設後、十分な養生期間を経て型枠を外し、基礎工事が完了しました。次の工程はいよいよ建方です。徳島では材木の準備が着々と進んでいます。
土台敷き・建方・上棟
土台敷きと材木の搬入
徳島から和歌山へ材木が搬入されてきました。板倉造りは一般住宅の約3倍もの材木を使用するため、仮置き場の確保にも工夫が必要です。現場では土台敷きが順調に進み、杉の香りが周囲に漂います。

建方工事
建方は順調に進み、2日目にはほぼ小屋組に差し掛かりました。家の形が見えてくると、現場の雰囲気も一気に活気づきます。ご近所の方も珍しい板倉造りの建物に興味を示されていたようです。板倉造りの構造の特徴でもある、柱や梁が現しになった美しい木組みが現場に立ち上がっていきます。

屋根廻り・上棟式
小屋組が組まれ野地板が施工されると、雨仕舞のために屋根廻りの工事を進めていきます。屋根仕上げには和瓦を使用し、外壁は焼杉と漆喰の仕上げです。大屋根が建物に重厚感と和の印象を与えてくれます。

屋根工事が進むと上棟式を執り行いました。暑い中、現場で丁寧な仕事をしてくれた大工さんや職人さんへ感謝を伝えます。
屋根・外壁・内装仕上げ
和瓦葺き・外壁下地
屋根に和瓦が葺かれていきます。綺麗な瓦が安定感のある外観をつくり、建物に迫力を与えてくれます。屋根が仕上がると外壁面の下地工事に移ります。

焼杉・漆喰の外壁仕上げ
外壁に焼杉が施工されました。和瓦と合わせて見ると和の住まいの迫力が感じられます。上部は漆喰仕上げで、現場では漆喰のための下地が丁寧に施工されていきます。
竣工
焼杉と漆喰の和の外観
和歌山市内原で建築を進めてきた板倉造りの家が竣工しました。コンパクトながらも迫力のある外観に仕上がっています。焼杉と漆喰の壁に和瓦葺きの大屋根、そして木製引違戸の玄関が和の雰囲気を演出しています。

勾配天井の開放的な室内空間
室内は機能的にまとめられたプランで、勾配天井の吹き抜けが気持ちいい空間になりました。この勾配天井は通風にも配慮した設計で、冷たい空気は下降し温かい空気は上昇するという自然の原理を利用した温度差換気を取り入れています。各部屋に勾配天井があり、コンパクトな室内ながらも広々とした開放感を実現しました。収納も各部屋にしっかり確保し、機能性も十分です。

階段も緩やかで上りやすいように設計し、2階ホールは広めに確保しました。1階から見上げる勾配天井の吹き抜け空間も、2階から見下ろす空間も、どちらも気持ちのよい眺めです。

この物件の施工例はこちらでもご紹介しています。
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