2010年02月15日
【板倉造り新築】家族と共に成長する無垢の家 基礎工事〜上棟|大阪市生野区
大阪市生野区勝山で施工した、板倉造りの新築住宅「家族と共に成長する無垢の家」の工事記録(前編)です。伝統構法を用いた木組みの家として、国産無垢材をふんだんに使い、自然素材に囲まれた健康的な住まいを目指したプロジェクトでした。この記事では、着工から基礎工事、板倉材の搬入、建て方・上棟までの過程をご紹介します。
この記事は前編です。後編(屋根・外壁・内装〜完成)に続きます。
Contents
着工・基礎工事
着工〜砕石・防湿シート敷き
大阪市生野区の住宅街で、板倉造りの家づくりがスタートしました。板倉造りは、柱の溝に厚い杉板を落とし込んで壁とする伝統構法です。一般的な在来工法の約3倍もの国産無垢材を使い、木の香りに包まれた住まいが生まれます。

丹陽社では基本的にべた基礎を採用しています。べた基礎は強度が高く、不同沈下にも有効で、地面からの湿気を防ぐ効果もあります。まず敷地に砕石を敷き詰め、防湿シートを敷いた上に捨てコンクリートを打設し、鉄筋を配置する下地をつくります。
配筋工事・住宅瑕疵保険の検査
鉄筋を150mmピッチで組み、ワイヤーで結束していきます。この状態で住宅瑕疵保険の保険会社による基礎配筋検査を受けました。住宅瑕疵担保履行法により、新築住宅の基本構造部分(柱や梁などの構造耐力上主要な部分、雨水の浸入を防止する部分)について10年間の瑕疵担保責任が義務づけられています。きっちりと施工を行い、検査は無事に合格しました。

土間コンクリート打設・基礎立ち上がり
配筋検査に合格した後、土間コンクリートを打設しました。続いて基礎の立ち上がり部分の型枠を施工し、コンクリートを打ちます。基礎の品質は建物の耐久性を左右する重要な要素です。しっかりと養生期間を設けたのち、型枠を外して基礎工事が完了しました。


板倉材の搬入・建て方
徳島から届いた無垢材
基礎が完成し、いよいよ木工事の準備に入ります。早朝6時、徳島から20トントレーラーを満載にして板倉材が搬入されました。板倉造りの家では一般住宅の約3倍の木材を使用するため、一度に現場へ搬入することができません。別の場所に仮置きし、作業の進行に合わせて運び込みます。現場には杉の爽やかな香りが漂いました。

土台敷き
仮置き場への木材搬入を終え、まずは土台敷きに取りかかります。基礎と土台の間に基礎パッキンを敷き、その上に土台を設置していきます。大工さんの慣れた手つきで手際よく作業が進み、建て方の準備が整いました。

建て方〜上棟
秋晴れのもと、いよいよ建て方が始まりました。柱を建て、柱の溝に杉板を落とし込んでいきます。これが板倉造りの最大の特徴で、筋かいを使わずに厚い杉板そのものが耐力壁となります。職人たちが力を合わせ、手際よく建て込みを進めていきます。

建て方は3日間で完了しました。心配していた雨も降ることなく順調に進み、無事に上棟を迎えることができました。高いところで手際よく作業を進める大工さんたちの姿は、いつも見ていて頼もしく感じます。


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