設計事務所・工務店・ハウスメーカー どれを選べばいい?

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2025年07月18日

設計事務所・工務店・ハウスメーカー どれを選べばいい?

家を新たに建てたいとなったとき、どこで建てるのかには設計事務所、工務店、ハウスメーカーの3つの選択肢があります。家を建てることは人生の大きな決断であり、一生で何度もすることのない大きな買い物だからこそ、こだわりたいものです。

しかし、その中でも設計事務所はハードルが高いと思われがちです。当社は大阪の設計事務所ですが、どんな人が設計事務所を選ぶことがおすすめなのか、他の選択肢の場合についてはどうなのか、それぞれの業務形態の違いを交えながら説明したいと思います。

設計事務所

設計図面が移されたディスプレイ

設計事務所っていったい何なの?

設計事務所がどんなところなのか、思い浮かぶ人は少ないかもしれません。日常で関わることは少なく、CMで目にすることもまずありません。

設計事務所とは、その名の通り資格を持った建築士が設計、そして設計監理を行うところで、正式には建築士事務所といいます。安心してお住まいいただける家を設計することに加えて、設計監理といって現場に足を運び、設計通り正確に施工されているのか完成まで見届けるのが設計事務所の仕事です。

家を建てる際に設計事務所を選ばれた方以外と直接お会いすることは少ないですが、実は住宅の設計・設計監理には建築士事務所に所属する建築士が必ず必要であると法律に定められています。つまり、工務店やハウスメーカーで家を建てる場合も、何らかの形で設計事務所は関わっているのです。

いえづくりの特徴

設計事務所・建築士事務所の看板を掲げているところは、特色のある家づくりをしているところが多いです。デザインだけでなく住み心地や素材、構法など、設計事務所ごとに個性があるので、お客様に合った設計事務所を選んでいただけたらと思います。

たとえば当社では、健康住宅という視点から、シックハウスを引き起こす可能性のある素材を使わない伝統構法である板倉造りを採用しつつ、暖かく快適に過ごしていただけるよう断熱性も確保した高性能な住宅を提供することをモットーに家を建てています。

伝統構法「板倉造り」>>

どんな人におすすめ?

  • 譲れないこだわりのある人
  • 一番は譲れないこだわりのある人でしょう。設計事務所なら、お客様の想いを形にするオーダーメイドの住宅を実現できます。例えば薪ストーブを置きたい、無垢の木の床がほしい。そんな要望を全て叶えます。

  • 何から始めればわからない人
  • 先ほどと相反するようですが、何から始めればわからない、という人にも設計事務所を選ぶメリットがあります。お客様それぞれに合わせてじっくりと寄り添い、一緒に理想の住まいを見つけていくことができるからです。

  • 特殊な敷地条件をお持ちの方
  • 狭小地や変形地など、特殊な条件の敷地では、その土地の特性を活かした設計力が必要です。設計事務所なら、制約を逆手に取った魅力的な住宅を提案できます。

 

工務店

在来工法の住宅の施工現場

工務店とは

住宅を建てる際に実際に施工する業者を工務店と呼びます。小規模で地域密着の業者が多いですが、法律で定められた用語というわけではないので、竹中工務店のような大手ゼネコンでも工務店の名前を掲げているところもあります。

設計事務所も施工は工務店にお願いするところが多いです。設計事務所の下請けとして施工をするケースもあれば、工務店が主体となって設計事務所に設計業務を依頼するケース、また工務店であっても建築士事務所としての登録を持っている場合には自社で設計から施工までを行うケースもあります。その場合には設計事務所であるか、工務店であるかというのは、設計と施工のどちらを業務の中心とするかというスタンスの違いといえるでしょう。

いえづくりの特徴

工務店は傾向として、今回ご紹介する3種類の選択肢の中で最も安価に仕上がりやすい傾向があります。標準とするモデルプランがあり、地域の職人や材料を活用することで、リーズナブルな価格を実現しています。

小さい業者が多いこともあり、技術的なレベルはまちまちで、少し心配になってしまうところもあれば、フットワークの軽さを活かして最新の技術を積極的に取り入れ、高性能な家を建てているところもあります。

多くの業者は在来工法と呼ばれる一般的な木造住宅と同じ工法が前提となり、特殊な工法を求める場合にはそれが可能な業者を選択する必要があります。

また、地元での長い実績があるところは、アフターメンテナンスも迅速に対応してもらえるという地域密着ならではのメリットがあります。

どんな人におすすめ?

  • コストを抑えたい人
  • 限られた予算で品質の良い住宅を建てたい方に適しています。

  • 地域に根ざした信頼できる業者を求める人
  • 地域での実績があり、長期的なお付き合いを重視する方におすすめです。

 

ハウスメーカー

住宅展示場の画像

ハウスメーカーとは

工務店に近い業態のうち比較的大きいものをいい、全国に施工範囲を持つものもあります。
工務店とハウスメーカーの間に明確な線引きがあるわけではありませんが、大きな会社では自社で研究開発した技術を取り入れた規格住宅を主力としています。

いえづくりの特徴

ハウスメーカーは大企業ということもあり、自社で技術開発を行い、工場生産のプレファブ工法による品質管理で安定した性能と短い工期を実現しています。

ネームバリューがあり、多くの施工実績による信頼性があるとともに、充実したアフターサービスや長期保証を行っています。

一方で規格住宅の弱点として、あらかじめ定められたプランから外れると大きく値上がりしてしまいます。また、実際に施工するのは下請けとなる工務店であるため、個性的な提案は期待しにくい面もあります。

どんな人におすすめ?

  • 安定した選択を求める人
  • ブランド力や実績を重視し、安心できる大手企業に依頼したい方に適しています。

  • 短期間で建てたい人
  • 規格化されたシステムにより、スムーズに進めたい方におすすめです。

  • 住宅建築の知識が少ない人
  • トラブルが起きた際も安心のサポート体制があり、任せて安心できる業者を探している方に向いています。

 

設計事務所の選び方

相性が合うことが一番

設計事務所との家づくりは、長期間にわたる協働作業です。建築士との相性や価値観の共有が最も重要です。

得意分野を見極める

設計事務所によって得意不得意があります。施工事例や設計事例を見て、自分の理想とする住宅を手がけているかを確認しましょう。

まずは無料の相談から

多くの設計事務所では、初回相談を無料で受け付けています。まずは気軽に相談してみることをおすすめします。

設計事務所で家を建てる場合の流れはこちらをご覧ください。
ご相談から設計、竣工までの期間や、お金のはなしまで解説しています。

住まいづくりのすすめ方>>

 

丹陽社はどういうところ?

健康住宅を追求する設計事務所

丹陽社は設計事務所として、健康になれる住宅をモットーにしています。伝統構法である板倉造りを中心に家を建てており、シックハウスの心配のない自然素材を使用した住宅を提供しています。

丹陽社の自然素材へのこだわり>>

設計から施工まで一貫対応

伝統構法という特殊性から、丹陽社は建設業許可を持ち、自社での施工が可能となっています。はじめましてから竣工、アフターサービスまで、一貫してお客様と並走できるのが当社の強みです。

お客様との対話を重視

当社では、お客様との対話を重視しており、じっくりお客様と相談して、プラン(間取り)を作り上げていきます。お客様の暮らし方や価値観を深く理解し、本当に満足していただける住まいを一緒に創り上げていくことをお約束します。

 

まとめ

設計事務所、工務店、ハウスメーカーには、それぞれ異なる特徴があります。大切なのは、あなたの価値観、予算、スケジュール、こだわりポイントを総合的に考慮して選択することです。

私たち丹陽社は、お客様の健康と幸せを第一に考えた家づくりを行っています。板倉造りの伝統技術と現代の住宅性能を融合させた、唯一無二の住まいを提供いたします。

家づくりでお悩みの方は、ぜひ一度お気軽にご相談ください。お客様にとって最良の選択ができるよう、誠心誠意サポートいたします。

丹陽社の想いや板倉造りについて、プランを考えるコツなど家づくりの資料を無料でお送りしています。

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