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耐震、免震、制震02

【※2016年9月10日の記事を再編集しています。】

おはようございます。
「和みの一級建築士」オカです。

前回の記事、『耐震・免震・制震01』の続きです。

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具体的に、『耐震』『制震』『免震』それぞれどういった構造の違いがあるのでしょうか?

earthquake

『耐震』とは、地震力を受けても破壊しないという意味なんです。
簡単にいえば「耐震」は地震力を受けても壊れない(耐える)ことを指します。
つまり、地震力を受けても壊れないぐらい建物を硬く強くすることです。

『制震』とは、建物に入力される地震力を、建物内部の機構により減衰させたり増幅を防いだりすることで、建物の振動を低減させるんです。
つまり「制震」は建物内部に震動を吸収する装置を組み込むことで建物の破壊を防止することなんです。
金属製の筋交いに入った粘性のダンパーや、柱と梁の接合部に装着する粘性の金物などでエネルギーを吸収し、変形を許容しながら建物を壊さない考え方になっています。

『免震』は地震力をなるべく受けない(免れる)ことを指します。
地盤との絶縁などにより、地震力を受けないようにする工夫をします。つまり、建物と地盤を離すんですね。
具体的には、基礎部分にアイソレータやダンパーを敷き、その上に建物を設置することにより、地盤の揺れに建物が追随しないようにします。
主に大規模な建築物に利用されています。今までは住宅など軽い建物ではあまり効果はないとされていたんですが技術の進歩もあり、近年では住宅などへの適用も目立つようになりました。

伝統構法は部材や壁全体でやわらかく揺れて地震力を吸収しようとします。
『制震』の機能を発揮するのです。
また、ほとんどの伝統構法の基礎は地盤に固定せず、礎石の上に載っているだけです。
大きな地震がくれば建物は礎石からずれたり飛び上がったりして地震力を建物に伝えません。
これは『免震』だと言えるでしょう。

いま注目されている地震に対応する技術が、昔ながらの伝統構法では取り入れられているのですね。

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